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ぬか床の作り方|初めてでも失敗しない、基本の手順とお手入れ|地球人倶楽部

COLUMN / 保存食と発酵のはなし

ぬか床の作り方
初めてでも失敗しない、基本の手順

「ぬか漬けは好きだけど、ぬか床を自分で育てるのは難しそう」――そう思っている方は少なくないと思います。実際の材料はとてもシンプルで、手順さえ知っていれば、誰でも始められます。今日は、ぬか床の基本の作り方から、毎日の育て方、よくある失敗の対処法までをまとめてお伝えします。

陶器の甕に入ったぬか床に、手を差し入れる様子を描いたイラスト

1ぬか床とは何か

ぬか床は、米ぬかに塩・水を加えて発酵させた漬け床です。ぬかの中で乳酸菌や酵母が働き続けることで、野菜を漬けるだけで自然に酸味とうまみが生まれます。冷蔵庫の無い時代から、野菜を保存しながらおいしく食べるための知恵として、各家庭で受け継がれてきました。

一度育てたぬか床は、正しく手入れを続ければ何年も、家庭によっては何十年も使い続けることができます。「育てる」という感覚が近いかもしれません。

2材料と基本の作り方

ぬか床の基本材料(作りやすい分量)
材料 生ぬか(炒りぬかでも可)1kg/水1L/塩130〜150g/捨て漬け用の野菜くず(大根の皮・キャベツの芯等)
作り方 ①水に塩を溶かし、塩水を作る。②ぬかに塩水を少しずつ加えながら、味噌くらいの固さに練り混ぜる。③容器に入れ、捨て漬け用の野菜くずを埋め込む。④1日1回かき混ぜながら、野菜くずを1〜2日おきに新しいものに交換する(1〜2週間ほど繰り返す)。⑤ぬか床らしい香りに変わってきたら、本漬けを始められる。

この「捨て漬け」の期間が、ぬか床づくりで一番大切な工程です。野菜くずの水分と養分を使って、乳酸菌を育てていく期間だと考えてください。

3毎日のお手入れ

ぬか床が育ってからも、日々の手入れは欠かせません。1日1回、底から空気を入れるようによくかき混ぜるのが基本です。ぬか床の中では、表面近くでは酸素を嫌う乳酸菌が、底の方では酵母が働いています。かき混ぜることでこのバランスを保ち、風味が偏るのを防ぎます。

漬けた野菜から出る水分でぬか床がゆるくなってきたら、乾いたぬか(足しぬか)と塩を少量足すことで固さを調整します。しばらく漬けない日が続くときは、冷蔵庫で保管すると発酵の進みがゆっくりになります。

4よくある失敗と対処法

白い膜のようなものが張ってしまった

産膜酵母という酵母の一種で、多くの場合カビではありません。よくかき混ぜて中に練り込めば問題ありません。ただし青カビ・黒カビのような色のものは、その部分を取り除いてください。

酸っぱい匂いが強くなってきた

乳酸菌が働きすぎているサインです。かき混ぜる回数を増やす、冷蔵庫で保管して発酵を落ち着かせる、といった対処で調整できます。

水っぽくなってしまった

野菜から出た水分が原因です。ぬか床の隅にくぼみを作り、溜まった水分をキッチンペーパー等で吸い取った上で、足しぬかをしてください。

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