コラム
卵油と卵黄油、違いは?平飼い卵からつくる伝統食品の選び方
COLUMN / 卵のはなし
結論から先にお伝えします
「卵油」と「卵黄油」は、ほぼ同じものを指す言葉です。卵の黄身だけを長い時間かけて加熱し、ごくわずかに出てくる油を集めた、昔ながらの手仕事の産物です。歴史や由来についてはこちらのコラムで詳しく紹介していますので、ここでは「違い」と「選び方」に絞ってお伝えします。
1「卵油」と「卵黄油」、呼び方が違うだけ
検索してみると、「卵油」と表記する作り手も、「卵黄油」と表記する作り手もいます。どちらも、卵の黄身から抽出した油という点では同じもので、地域や作り手によって呼び名が分かれているだけと考えて差し支えありません。
名前に厳密な使い分けのルールがあるわけではないため、名前よりも「どう作られているか」を見るほうが、選ぶときの手がかりになります。
2ごくわずかしか取れない、手間のかかる油
昔ながらの製法は、卵の黄身だけを2時間ほどかけてじっくり加熱し続け、真っ黒になった頃にようやくにじみ出てくる、ほんの少しの油を集めるというものです。取れる油は、卵全体のわずか2%程度と言われています。手間のわりに、できあがる量はとても少ないものです。
私たちが平飼い卵にこだわっているのは、こちらのコラムでご紹介した通りですが、卵油の原料となる卵そのものの質も、当然大切な要素になります。
3薬ではなく、じっくり続けるもの
卵油は、古くから民間療法として家庭で作られ、語り継がれてきました。ただし薬ではないため、飲んですぐに何かが変わるという性質のものではありません。体調の変化を感じ始めるまでに、3ヶ月から半年ほど様子を見る方が多いとされています。
「試してすぐ結果を求めるもの」ではなく、「日々の習慣として、じっくり続けるもの」と捉えていただくのが、卵油との付き合い方として合っていると思います。
4選ぶときに見ておきたいこと
| 見るところ | 確かめたいこと |
|---|---|
| 原料の卵 | どんな環境で育った鶏の卵を使っているか明記されているか |
| 製法 | 昔ながらの手間をかけた抽出方法を続けているか |
| 続けやすさ | 粒の大きさや量が、日々続けやすい形か |
Q. 卵油と卵黄油の違いは何ですか?
明確な使い分けのルールはなく、どちらも卵の黄身から抽出した油を指す、ほぼ同じ意味の言葉として使われています。
Q. 卵油はどうやって作られますか?
卵の黄身だけを2時間ほどかけてじっくり加熱し、わずかに出てくる油を集めます。取れる油は卵全体の約2%とされ、手間のかかる製法です。
Q. 卵油はすぐに効果を感じられますか?
卵油は薬ではないため、即効性を期待するものではありません。日々の習慣として続けるものと考えていただくのがよいでしょう。
Q. 卵油を選ぶときのポイントは?
原料となる卵の飼育環境、昔ながらの製法を守っているか、続けやすい形かの3点を確認することをおすすめします。
※本記事は卵油にまつわる伝統的な知恵をご紹介するものであり、特定の症状の治療や予防を目的とした効果効能を保証するものではありません。体調に不安がある場合は医師にご相談ください。