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江戸時代から伝わる、卵の知恵。 平飼い卵から生まれる「卵油」が、からだに届けるもの

江戸時代から伝わる、卵の知恵。
平飼い卵から生まれる「卵油」が、からだに届けるもの

「卵油」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。卵の黄身を時間をかけてじっくりと加熱し、ほんのわずかに抽出される希少な油——それが卵油です。現代ではサプリメントとして飲むことが一般的ですが、その歴史は平安時代・奈良時代にまでさかのぼると言われ、江戸時代には民間薬として広く使われていました。大正14年に発刊され「赤本」と呼ばれた家庭医学書にも記載され、全国に知られるようになったこの伝統の健康食品が、いま改めて注目されています。

地球人倶楽部で取り扱う「コロコロの舎 平飼い卵油」は、動物福祉に配慮した平飼いの鶏が産んだ卵を原料に、昔ながらの製法で丁寧に作られた卵油です。素材の質から製法まで、地球人倶楽部の選定基準をくぐり抜けた、信頼できる一品です。

卵油とは何か——卵黄から抽出される希少な油

卵油は、卵の黄身を2時間あまりじっくりと加熱し続けることで抽出される油です。大量の卵黄からほんのわずかしか得られない希少な油で、その製造には手間と時間がかかります。卵黄そのものを食べることとは成分的に異なり、加熱・抽出の過程でレシチン・ビタミンE・コレステロール・不飽和脂肪酸などが濃縮された形で得られます。

見た目は黄橙色の油状のもので、現代ではカプセルに封じて飲みやすい形に仕上げているものが多くなっています。江戸時代には「大奥秘伝」として女性たちの体調管理に使われ、徳川11代将軍家斉が卵油を愛用していたという逸話も伝わっています。時代を超えて語り継がれてきた背景には、それだけの確かな実感があったのでしょう。

卵油の主成分「レシチン」が、からだに働く仕組み

卵油の主要な成分のひとつがレシチン(リン脂質)です。レシチンという名前は、ギリシャ語で卵黄を意味する「レシトース」を語源とし、1846年にフランスの化学者テオドール・ゴブレーによって卵黄から初めて単離されました。レシチンは細胞膜のリン脂質の重要成分として、すべての細胞に含まれており、細胞に必要な酸素や栄養分を吸収し、不必要な物質を排出する役割を担っています。

レシチンを構成する成分のひとつ「コリン」は、脳の神経伝達物質アセチルコリンの原料になります。アセチルコリンは記憶・学習・神経伝達に関わる物質で、加齢とともにその産生能力が低下することが知られています。また、コリンには肝臓の脂肪変性を防ぐ抗脂肪肝作用もあるとされています。

さらに、レシチンに含まれる不飽和脂肪酸は悪玉コレステロール(LDL)を取り除き、善玉コレステロール(HDL)を増やす働きがあると言われています。善玉コレステロールは動脈壁に沈着したコレステロールを取り除き、動脈硬化を予防する働きを持ちます。現代医学において善玉コレステロールを増やす薬はなかなか難しいとされる中で、卵油レシチンへの関心が高まっている理由のひとつがここにあります。

「平飼い卵」から作るということの意味

卵油の品質は、原料となる卵の品質に直結します。地球人倶楽部が取り扱う「コロコロの舎 平飼い卵油」の原料は、平飼いの鶏が産んだ卵です。平飼いとは、鶏舎の中でケージを使わず、鶏が床の上を自由に歩き回れる環境で育てる飼育方法です。日本の採卵鶏の90%以上がバタリーケージで飼育されている現状において、平飼い飼育は動物の本来の生態に配慮した少数派の選択です。

ストレスの少ない環境で健康に育った鶏が産む卵は、からだの状態がそのまま卵質に反映されます。自由に動き回り、適切な飼料で育った鶏の卵には、濃厚な旨みとともに、卵本来の栄養がしっかりと詰まっています。卵油という形でその栄養を凝縮して届ける「コロコロの舎」のこだわりは、素材の入口である平飼いという飼育環境から始まっています。

卵は、命を育む完全食です。その黄身から抽出される卵油には、生命の誕生を支えるために卵が蓄えた栄養が、凝縮された形で宿っています。

卵油と、食事から摂る卵の違い

「卵を毎日食べればいいのでは?」という疑問は自然なものです。卵黄を食べることと卵油を飲むことは、成分的に異なります。卵油は卵黄を長時間加熱・抽出する過程で、レシチン・脂溶性ビタミン・不飽和脂肪酸が凝縮されます。その一方で、水溶性の成分(水溶性たんぱく質など)は残渣として分離されます。

つまり卵油は、卵黄の中でも特に脂溶性の有効成分に絞って凝縮したものと言えます。また、大量の卵黄からわずかしか取れない卵油のカプセル数粒に、卵黄何個分もの有効成分が集約されています。毎日の食事に加えて、こうした伝統の知恵を現代の暮らしに取り入れることが、卵油の意義のひとつです。

地球人倶楽部が卵油を選ぶ理由——素材と製法の一貫性

地球人倶楽部が「コロコロの舎 平飼い卵油」を選んだ理由は、素材と製法の両面における誠実さにあります。平飼いという動物福祉に配慮した飼育環境、昔ながらの製法による丁寧な抽出、そして余計なものを加えないシンプルな仕上がり——これらは地球人倶楽部が食材全般に求める「安心・安全・素材のおいしさ」という基準と一致しています。

有機野菜を選ぶ目線、無添加の調味料を選ぶ目線、動物福祉に配慮した卵・牛乳を選ぶ目線——その同じ目線が、卵油の選定にも一貫して働いています。江戸時代から伝わる日本の伝統的な健康食品を、現代の厳しい基準で素材から選んでお届けする。地球人倶楽部らしい一品です。

卵という日常の食材が秘めた、深い栄養の力。平飼い卵から生まれる卵油を、毎日の暮らしに取り入れてみてください。

監修者:地球人倶楽部 編集部

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