美容|Vol.34
KARADA NO HANASHI COLUMN
手荒れは、肌のレンガとセメントが
手荒れは、肌のレンガとセメントが
崩れるサインだった
01
肌は、レンガとセメントでできている
水仕事や乾燥する季節に、指先がガサガサになる手荒れ。この現象は、肌の表面にある、ある構造が崩れることで起きている。
皮膚の一番外側「角層」には、「皮脂」「角質細胞間脂質」「天然保湿因子」という3つの重要な因子があり、これらが潤いを保つことでバリア機能を保持している。中でも角質細胞間脂質の主役がセラミドだ。
02セラミドが作る、“ラメラ構造”
セラミドなどの脂質は、水分と脂質が交互に重なり合う「ラメラ構造」を作り、バリア機能の約8割を支えているとされる。よく「肌はレンガとセメントでできている」と例えられるが、角質細胞がレンガ、セラミドを含む細胞間脂質がそれをつなぐセメントの役割を果たしている。
手荒れは、肌の“セメント”が薄くなっているサインだった。03
乾燥は、バリアの隙間から始まる
乾燥した皮膚では、この3つの因子が減少し、角層の構造そのものに異常が起きる。すると水分が表面から蒸散しやすくなり、同時に外界からの刺激や異物も侵入しやすくなる。手荒れとは、単なる「乾き」ではなく、肌を守る構造そのものに隙間ができている状態だと考えると、保湿ケアの意味も少し変わって見えてくる。
皮膚バリア機能を、数字で見る
3つの因子
皮膚のバリア機能を支える「皮脂」「角質細胞間脂質」「天然保湿因子」
約8割
セラミドなどの細胞間脂質が支えているとされる、バリア機能の割合
出典:マルホ「皮膚の特徴〜皮膚バリア機能とは〜」、花王キュレル「肌の必須成分セラミド」ほか。
EDITOR'S NOTE
「乾燥」という一言でまとめてしまいがちな手荒れも、レンガとセメントの構造で考えると、ケアの仕方も丁寧になれる気がします。
※本ページの内容は、日々の暮らしの工夫と一般的な考え方をご紹介するものであり、特定の効果効能を示すものではありません。
※体調に不安がある場合や、症状が続く場合は、医療機関にご相談ください。