美容|Vol.30
KARADA NO HANASHI COLUMN
白髪は、色を作る細胞が
白髪は、色を作る細胞が
“迷子”になって起きる
01
髪の色は、小さな細胞がつくっている
いつの間にか増えている白髪。単純に「色が抜ける」現象だと思われがちだが、実際には、髪に色をつける細胞そのものに起きる変化が原因になっている。
髪は「メラニン色素」によって着色されており、このメラニン色素は、毛を育てる毛母細胞の周りにある「メラノサイト(色素細胞)」という細胞でつくられる。メラノサイトは、毛根の立毛筋付近にある「バルジ領域」の「色素幹細胞」から生まれる細胞だ。
02白髪になる、3つのパターン
白髪が生じる仕組みには、大きく3つのパターンがあるとされる。色素細胞の機能が低下している場合、機能が完全に停止している場合、そして色素細胞と色素幹細胞そのものが枯渇してしまっている場合だ。
色を作る力が衰えるのではなく、細胞が“働けなくなる”ことで白髪は生まれる。03
細胞が“迷子”になる、という発見
近年の研究では、メラノサイト幹細胞が毛包の中を動き回ることで、メラニン色素を作る能力を保っていることが分かってきた。この細胞が毛包の中で動けなくなると、メラノサイトを作り出せなくなり、結果として白髪が生じるという。遺伝・加齢・生活習慣のいずれもが、この一連の仕組みに影響を与えると考えられている。
白髪のメカニズムを、数字で見る
3パターン
白髪が生じる仕組みとして分類されている、細胞機能の変化パターン
バルジ領域
色素幹細胞が存在するとされる、毛根の立毛筋付近の場所
出典:ホーユー「白髪になる原因と改善のメカニズム」、東北大学大学院生命科学研究科プレスリリースほか。
EDITOR'S NOTE
白髪を「色が抜けること」ではなく「細胞が迷子になること」と捉え直すと、髪との付き合い方も少し優しい気持ちになれる気がします。
※本ページの内容は、日々の暮らしの工夫と一般的な考え方をご紹介するものであり、特定の効果効能を示すものではありません。
※体調に不安がある場合や、症状が続く場合は、医療機関にご相談ください。