レシピ からだのはなし English
食文化|Vol.24 KARADA NO HANASHI COLUMN

豆腐は、2000年前の中国の王が
生んだ白い発明品だった

木綿豆腐と大豆
01

豆腐は、王様の発明品だった、という説

食卓に当たり前にある豆腐。その起源は、16世紀の中国の書物「本草綱目」に記された、意外な人物にたどり着く。

豆腐発祥の地は中国とされ、その起源は紀元前2世紀、前漢の淮南王・劉安の創作にあるという説が伝わっている。ただし豆腐について書かれた文献が唐の時代(618〜907年)以降まで見当たらないことから、実際の起源は唐代中期ではないかという説もあり、はっきりとは分かっていない。

02

遣唐使が、日本に持ち帰った

日本への伝来については諸説あるが、最も有力なのは、奈良時代から平安時代にかけて遣唐使として中国に渡った僧や学者たちが、豆腐の作り方を学んで持ち帰ったという説だ。

大豆と搾りたての豆乳、木綿豆腐
大豆から生まれる豆腐(イメージ)

日本に残る最古の豆腐の記録は、1183年、奈良の春日大社の神主の日記に、供え物として「唐符(とうふ)」という記述があるものだ。中国から来た食べもの、という意味を、その名前がそのまま伝えている。

03

大豆から、白い塊が生まれる不思議

大豆を煮て絞り、豆乳ににがりを加えると、あの白い塊に姿を変える。当時の人々にとっては、まさに発明と呼ぶにふさわしい出来事だっただろう。2000年以上前に生まれたこの技術が、今も変わらず食卓に並んでいる。

豆腐の歴史を、数字で辿る

紀元前2世紀 前漢の淮南王・劉安が豆腐を生み出したと伝わる時期(諸説あり)
1183年 日本最古の豆腐の記録「唐符」が春日大社の神主の日記に残る年

出典:日本豆腐協会「豆腐の歴史」、全豆連「豆腐の歴史」ほか。

EDITOR'S NOTE

2000年以上前に生まれた発明が、今も変わらぬ姿で食卓にあるということに、あらためて豆腐という食べものの奥深さを感じます。

※本ページの内容は、日々の暮らしの工夫と一般的な考え方をご紹介するものであり、特定の効果効能を示すものではありません。

※体調に不安がある場合や、症状が続く場合は、医療機関にご相談ください。

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