暮らし|Vol.21
KARADA NO HANASHI COLUMN
重曹とクエン酸は、
重曹とクエン酸は、
混ぜるほど効果が薄れる凸凹コンビだった
01
重曹とクエン酸は、性格が正反対
台所の万能選手として知られる重曹とクエン酸。セットで語られることが多いこの二つだが、実は性格がまったく逆で、混ぜて使うと本来の力を発揮できないことは、あまり知られていない。
重曹(炭酸水素ナトリウム)は弱アルカリ性で、油汚れや皮脂汚れといった酸性の汚れを中和して分解する。細かい粒子による研磨効果も持ち合わせている。一方のクエン酸は弱酸性で、水垢や石鹸カスといったアルカリ性の汚れに強い。
02混ぜると起きるのは、ただの発泡ショー
この性質が正反対の二つを混ぜると何が起きるか。重曹とクエン酸が中和反応を起こし、二酸化炭素が発生して派手に泡立つ。見た目は汚れが浮いているようで気持ちがいいが、実際にはこびりついた汚れをはぎ取っているわけではなく、単に中和し合って互いの効果を打ち消しているだけなのだ。
見た目の泡立ちは、汚れが落ちている証拠ではない。03
汚れの性質を知れば、迷わなくなる
効果的に使うコツは、汚れの性質を見極めて単体で使うことだ。皮脂や油汚れのキッチン周りには重曹、水垢やアルカリ性の汚れが目立つ水回りにはクエン酸。それぞれの持ち場を分けてあげるだけで、同じ量でもずっと働き者になってくれる。
重曹とクエン酸の、性質の違い
弱アルカリ性
重曹の性質。油汚れ・皮脂汚れなど酸性の汚れに強い
弱酸性
クエン酸の性質。水垢・石鹸カスなどアルカリ性の汚れに強い
出典:おそうじ革命「重曹とクエン酸を使ったクリーニングの科学的メカニズム」、@DIME等の解説記事。
EDITOR'S NOTE
「混ぜれば最強」だと思っていたコンビが、実は使い分けてこそ本領を発揮すると知ると、台所の引き出しの中身を見る目が少し変わります。
※本ページの内容は、日々の暮らしの工夫と一般的な考え方をご紹介するものであり、特定の効果効能を示すものではありません。
※体調に不安がある場合や、症状が続く場合は、医療機関にご相談ください。