栄養|Vol.19
KARADA NO HANASHI COLUMN
骨を守るのは、
骨を守るのは、
牛乳だけではなかった
01
日本人は、ずっとカルシウムが足りていない
「カルシウムが足りない」と言われ続けてきたのに、日本人の摂取量は長年、推奨量を上回ったことがないという。骨の健康を支えるこの栄養素との付き合い方を、改めて考えてみたい。
背景には、日本の国土の多くが火山灰地でカルシウム含有量が少なく、飲み水や野菜にも元々カルシウムが少ないという事情がある。加えて和食は乳製品を使ったメニューが少なく、食の欧米化で魚を食べる頻度も減った。
02骨ごと食べる、という発想
カルシウムというと牛乳を思い浮かべがちだが、骨まるごと食べられるワカサギやいわしなどの小魚にも豊富に含まれている。牛乳の吸収率は比較的高いとされるが、小魚も骨ごと食べることで、結果的にほぼ同等の吸収効率になるという。
植物性の食品では、小松菜や水菜、切り干し大根、大豆製品にもカルシウムが含まれている。乳製品が苦手な人でも、選択肢は一つではない。
03カルシウムだけでは、骨は強くならない
もう一つ見落とされがちなのが、カルシウムとマグネシウムのバランスだ。理想は2対1とされ、カルシウムだけを意識してもマグネシウムが不足していれば、骨の健康は十分に支えられない。海藻や大豆製品には、この両方が含まれている。
カルシウムと骨を、数字で見る
650〜800mg
成人が1日に摂ることが推奨されるカルシウムの量の目安
2:1
骨の健康に理想的とされる、カルシウムとマグネシウムの摂取バランス
出典:明治「骨太な未来プロジェクト」、ABCクッキングスタジオ「日本人に不足しがちな栄養素」ほか。
EDITOR'S NOTE
牛乳が飲めない・苦手という方も、小魚や海藻という選択肢があると知ると、骨の健康との付き合い方が少し軽やかになる気がします。
※本ページの内容は、日々の暮らしの工夫と一般的な考え方をご紹介するものであり、特定の効果効能を示すものではありません。
※体調に不安がある場合や、症状が続く場合は、医療機関にご相談ください。