美容|Vol.18
KARADA NO HANASHI COLUMN
「焼けない」という発想は、
「焼けない」という発想は、
まだ100年に満たない
01
日焼け止めという発明は、1936年に始まった
日焼けを防ぐという、今では当たり前の習慣。しかしこの発想が製品として形になったのは、人類の歴史からすればごく最近、1936年のことだった。
発明したのは、のちに世界的な化粧品会社ロレアルを創業する化学者、ユージン・シュエラー。彼が開発した日焼け止め処方が、日焼け止めというカテゴリーそのものの出発点になったとされている。
日本でも動きは早く、資生堂が1923年に日焼け止め「ウビオリン」を発売している。ただし当時はまだ「日焼けを防ぐ度合い」を数値で示す仕組みは存在しなかった。
02「SPF」という物差しは、1962年に生まれた
日焼け止めの効果を示す指標「SPF」が発明されたのは1962年のこと。それでも各国で測定方法がバラバラだったため、世界共通の基準ができたのは2003年、国際規格(ISO)になったのは2010年と、実はごく最近の話だ。
肌を焼かないという当たり前の習慣は、100年に満たない歴史しか持っていない。
つまり、私たちが毎年当たり前のように選んでいる「SPF30」「SPF50」という表示は、まだ人類が手にして日が浅い、若い物差しなのだ。
日焼け止めの歴史を、数字で辿る
1936年
ロレアル創業者ユージン・シュエラーが日焼け止め処方を開発した年
1962年
日焼け止めの効果を示す指標「SPF」が発明された年
出典:資生堂公式サイト「紫外線研究100年」、ロート製薬「日焼け止めヒストリー」ほか。
EDITOR'S NOTE
日焼け止めという習慣がこんなに新しいものだと知ると、これから先の100年で、また新しい肌の守り方が生まれていくのかもしれないと感じます。
※本ページの内容は、日々の暮らしの工夫と一般的な考え方をご紹介するものであり、特定の効果効能を示すものではありません。
※体調に不安がある場合や、症状が続く場合は、医療機関にご相談ください。