レシピ からだのはなし English
食文化|Vol.07 KARADA NO HANASHI COLUMN

梅仕事という、
夏支度の知恵

梅干しと赤紫蘇
01

梅仕事とは何か

6月、青梅が出回るころになると、日本の台所では「梅仕事」と呼ばれる年中行事が始まります。梅干し、梅酒、梅シロップ。一粒の梅から、さまざまな保存食がつくられてきました。梅干しは、なかでも最も長い歴史を持つもののひとつだといわれています。

塩漬けにした梅を天日に干す、というシンプルな工程でありながら、天候や梅の状態を見極めながら進める、経験のいる仕事でもあります。

02

塩漬けから土用干しまで

梅干しづくりは、まず完熟した梅を塩漬けにするところから始まります。梅酢が上がってくるのを待ち、梅雨が明けた頃、天日と夜露に当てながら数日間干す「土用干し」という工程を経て、なじみ深い梅干しの姿になっていきます。この乾燥と収縮によって、独特の食感と保存性が生まれるといわれています。

梅を天日で干す土用干しの様子
※画像はイメージです。
03

赤紫蘇が彩りを添える

梅干しの赤い色は、赤紫蘇の葉を漬け込むことで生まれます。紫蘇を塩でもみ、アク抜きをしてから梅と一緒に漬け込む、という手間のかかる工程が加わることもあります。地域や家庭によって、紫蘇を入れる・入れない、甘みを加える・加えないなど、さまざまなつくり方が受け継がれてきました。

04

保存食としての知恵

一粒の梅に、
ひと夏の仕事を閉じ込める。

冷蔵庫のなかった時代、梅干しは保存食として大切な役割を担ってきました。塩分濃度を高くすることで長期保存が可能になる、という昔ながらの知恵です。近年は塩分控えめのものも増え、家庭ごとに好みの塩加減で仕込まれています。

05

地球人倶楽部が大切にしていること

地球人倶楽部が大切にしているのは、旬の恵みを無駄なく味わう暮らしです。梅仕事もまた、その年の梅の出来を見極めながら、手をかけて仕込む季節の行事のひとつ。丁寧な仕事の積み重ねが、暮らしを豊かにしてくれると考えています。

EDITOR'S NOTE

今回は、日本の夏の風物詩「梅仕事」について、梅干しができるまでの工程からご紹介しました。「からだのはなし」では、これからも暮らしの中に息づく食の知恵を、少しずつお届けしていきます。

※本ページの内容は、梅仕事という食文化の成り立ちと一般的な性質をご紹介するものであり、特定の症状の治療・予防・診断を目的とした効果効能を示すものではありません。

※持病や食事制限のある方は、かかりつけ医にご相談ください。

※味の感じ方には個人差があります。

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