色とりどりの食卓に隠れた、
ポリフェノールという恵み
そもそも、ポリフェノールとは?
赤ワインの渋み、緑茶の苦味、なすの紫色。私たちが普段何気なく感じているそうした色や味の奥には、「ポリフェノール」と呼ばれる植物由来の成分が隠れています。ポリフェノールは、植物が紫外線や外敵から自らを守るためにつくり出す成分で、その種類は8,000以上あるといわれています※1。
多くの植物が持つ苦味・渋み・色素の正体が、ポリフェノールです。ワインやお茶だけでなく、私たちの身近な野菜や果物、飲み物にも、実にさまざまな種類が含まれています。
02「フレンチパラドックス」という話題
ポリフェノールが世界的に注目されるきっかけのひとつが、1990年代に話題になった「フレンチパラドックス」という報告です。フランスの人々は脂肪分の多い食事を好みながらも、心疾患による死亡率が周辺国に比べて低い、という疫学調査の結果が報告され、その一因として赤ワインに含まれるポリフェノールの存在が注目を集めました※1。これをきっかけに、世界中でポリフェノールの研究が広がっていったといわれています。
植物の色や渋みに、
隠れた物語がある。
※あくまで疫学調査で示唆された相関関係の紹介であり、特定の食品・成分の効果を保証するものではありません。
03色で見分ける、ポリフェノールの仲間たち
ポリフェノールにはいくつもの種類があり、含まれる食材の色によって、おおよその見当をつけることができます。
- 赤色の果実|エラグ酸 ―― いちご、ラズベリー、ざくろ など
- 赤紫色|アントシアニン ―― ブルーベリー、なす、紫キャベツ、ぶどうの皮 など
- 黄色|ケルセチン ―― 玉ねぎの皮、そば など
- 緑色|カテキン ―― 緑茶 など
- 茶色|クロロゲン酸 ―― コーヒー豆、ごぼう など
色が濃いものほどポリフェノールを多く含む傾向があるといわれ※1、食材選びの、ちょっとした目印になります。
04摂り方のコツ
ポリフェノールの多くは水に溶けやすく、また体内に長くとどまらない性質を持つといわれています※1。ビタミンCと同じように、一度にたくさん摂るよりも、日々の食事の中でこまめに摂り入れることが大切です。
皮ごと食べられる野菜や果物は、皮の部分にポリフェノールが多く含まれていることが多いため、皮ごといただくのもひとつの工夫です。お茶は、淹れたてをできるだけ早めに飲みきるのがおすすめです。
05地球人倶楽部が大切にしていること
地球人倶楽部が届けたいのは、旬の野菜や果物が持つ、本来の色や味わいをそのまま楽しめる食卓です。紫のなす、赤いいちご、色の濃い葉野菜。彩り豊かな食材を選ぶことは、そのままポリフェノールとの上手な付き合い方でもあります。
※画像はイメージです。
とはいえ、毎日の食事だけで色の種類を揃えきれないと感じる日もあるかもしれません。そんなときの選択肢のひとつとして、サプリメントという形もあります。
今回は、身近な食材に隠れたポリフェノールについて、色という切り口から掘り下げてみました。「からだのはなし」では、これからも暮らしの中にある栄養や食の話を、少しずつご紹介していきます。
※1 厚生労働省 e-ヘルスネット「ポリフェノール」
※本ページの内容は一般的な栄養に関する情報であり、疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。持病や食事制限のある方、妊娠・授乳中の方は、かかりつけ医・管理栄養士にご相談ください。
※ポリフェノールの摂取量について、公的機関による明確な基準値は定められていません。
※個人差があります。
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