コラム
38人の農家が守る、四方を山に囲まれた米どころ。 庄内協同ファームの有機栽培「つや姫」という選択
山形県の庄内平野は、出羽三山と日本海に挟まれた、四方を山に囲まれた米どころです。豊かな雪解け水と肥沃な土壌に恵まれたこの土地で、稲作を中心に農業を営む生産者のグループがあります。「農事組合法人 庄内協同ファーム」——組合員数38名、農家戸数23戸からなる集まりです。
一人の篤農家が育てる米とは違い、38人の知恵と経験が集まって育てる米。庄内協同ファームの「有機栽培米 つや姫」は、そういうお米です。
「つや姫」が生まれた理由
つや姫は、山形県が10年以上の年月をかけて品種育成に取り組み、平成22年(2010年)に誕生させたブランド米です。「コシヒカリを超える」ことを目標に開発された経緯があり、実際に農業総合研究センターの食味官能試験において、コシヒカリを上回る評価を得たことで知られています。
艶やかな見た目、強い粘りと甘み、しっかりとした粒感——その名前の通り「つや」を持つこの品種は、誕生から十数年の間に山形を代表する米として定着しました。庄内協同ファームでは、このつや姫を、農薬と化学肥料を使わない有機栽培で育てています。
有機栽培で育てるということ
一般的なつや姫の栽培方法と、庄内協同ファームの有機栽培つや姫は、土台から異なります。農薬や化学肥料に頼らず、丁寧な土づくりから始め、有機肥料のみを使用して育てる——この方法は、収量や作業の効率という点では、慣行栽培より手間がかかります。それでも庄内協同ファームがこの方法を選び続けているのは、「安全と美味しさを求めて」という、彼らが掲げる理念があるからです。
庄内協同ファームは、つや姫だけでなく、栽培するすべての農作地で有機農業もしくは減農薬・無農薬での栽培を行っています。お米のほかにも、もち米・大豆・大麦・庄内の特産品である「だだちゃ豆」(枝豆)・庄内発祥の平核無柿(ひらたねなしがき)など、複数の品目を手がけています。ひとつの作物だけでなく、土地全体を有機的に育てていくという考え方が、組織全体に根付いています。
38人の農家が、同じ土地で、同じ方針を共有しながら米を育てる。その積み重ねが、庄内協同ファームの有機栽培つや姫という、安定した品質を支えています。
炊いたときの、香り・粘り・甘み
つや姫の魅力は、香り・粘り・甘みのバランスにあるといわれます。炊飯器を開けた瞬間に立ちのぼる香り、ひと口噛んだときの粘りと弾力、噛むほどに広がる甘み——これらが揃っているからこそ、おかずがなくても米だけで満足できる、という声が多く聞かれます。
有機栽培で育てた米は、農薬や化学肥料に頼らない分、土の力をじっくりと吸収して育ちます。その積み重ねが、つや姫本来の香り・粘り・甘みを、より一層引き出しているといえます。
庄内協同ファーム「有機栽培米 つや姫」基本情報
生産者
農事組合法人 庄内協同ファーム(組合員38名・農家戸数23戸)
所在地
山形県庄内平野
品種
つや姫(山形県オリジナル品種・2010年誕生)
栽培方法
有機栽培(農薬・化学肥料不使用、有機肥料のみ使用)
特徴
香り・粘り・甘みのバランスに優れる
地球人倶楽部では、庄内協同ファームの有機栽培米「つや姫」を取り扱っています。38人の農家が丁寧に育てた米の味を、毎日の食卓でご体感ください。
庄内協同ファームの有機栽培米「つや姫」を地球人倶楽部で
山形県庄内平野・38人の農家が手がける有機栽培つや姫。農薬・化学肥料を使わない丁寧な土づくりから生まれる、香り・粘り・甘みのバランスに優れたお米です。
監修者:地球人倶楽部 編集部 | 1988年創業・38年間オーガニック食材を届けてきた専門チームが監修しています。