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30年間、届き続けた一箱。 地球人倶楽部の会員様が語る、長く続ける理由

30年間、届き続けた一箱。
地球人倶楽部の会員様が語る、長く続ける理由

食材宅配サービスを「30年続けている」という事実は、どれほどのことを意味するのでしょうか。サービスが30年続くことよりも、利用者が30年使い続けることの方が、はるかに稀なことです。途中で引越しがあり、家族構成が変わり、経済状況も揺れ動く。それでも同じサービスを選び続けるとき、そこには単なる惰性ではなく、確かな理由があるはずです。

地球人倶楽部には、10年・20年・30年以上の会員様が少なくありません。その方々の言葉に耳を傾けると、「なぜ有機野菜の宅配を続けるのか」という問いへの、深く、静かな答えが浮かび上がってきます。

「細胞に入れるものだけは、妥協したくない」

脚本家・作家のつついともみさんは、地球人倶楽部の会員になって30年を超えます。映画やテレビの脚本を生業とし、感性を研ぎ澄ませて生きることを大切にしてきたつついさんが、食に対して持つ姿勢は、一貫してこうです。

「私は決して贅沢ではないが、細胞に入れるものだけは妥協したくないと思っている。見るもの、聴くもの、嗅ぐもの、触れるもの、そして食すもの。とりわけ食すものには五感のすべてが含まれているから大切だ」

— つついともみ(脚本家・作家、会員歴30年以上)

「細胞に入れるもの」という言葉には、食の本質が凝縮されています。私たちのからだは37兆個ともいわれる細胞でできており、その細胞のひとつひとつは、口にするものを材料としてつくられます。スキンケアや健康食品に多くを費やしても、毎日の食事の質を疎かにしては本末転倒——そういった認識が、つついさんを30年間この食卓に結びつけています。

「ちゃんとおいしいものは、心を込めて作らなくてはできない」

つついさんが地球人倶楽部を選び続ける理由は、安全性だけではありません。「ちゃんと美味しいものというのはやっぱり、心を込めて作らなくては出来上がらない」という確信が、その根底にあります。

有機農業は、化学農薬や化学肥料に頼らず、土の微生物の力を借りてゆっくりと野菜を育てます。その過程には、農家さんの観察と判断と、自然への敬意が必要です。効率だけを追う農業では生まれない、素材の深みが、丁寧に作られた食材には宿っています。

そしてつついさんは、食材への率直な感想を地球人倶楽部に伝え続けています。「流通が生産者からの一方通行ではなく、相互関係でいたいから」というその姿勢は、地球人倶楽部が生産者と消費者のあいだに立ち、双方の声を届けるという役割への信頼に支えられています。

「地球人倶楽部は、そんな意見や感想を率直に受け止め、生産者に伝えてくれる。だからこっちもいっそう本気で、ちゃんとおいしいものに向き合おうと思う。いい関係だ」

— つついともみ(脚本家・作家)

「いい関係だ」という言葉の重さを思います。30年という時間をかけて育まれた、生産者と消費者と届け手の三者の関係性——それは、どこかのウェブサービスが一朝一夕で作れるものではありません。

子どもの誕生が、食を問い直すきっかけになった

地球人倶楽部に入会するきっかけとして、多くの会員様が挙げるのが「子どもの誕生」です。それまで自分の食事には無頓着だった方でも、子どもに何を食べさせるかを考えるとき、食材の選択に真剣になります。農薬の残留、添加物の影響、産地の信頼性——子どもというかけがえのない存在が、食への問いを深くします。

「子どもが生まれたことがきっかけで入会して、30年が経ちました」という声があります。その30年の間に、子どもは成長し、やがて独立していきます。入会のきっかけとなった子どもが大人になり、孫が生まれ、今度はその孫の親御さんも地球人倶楽部を選ぶ——そのような世代を超えた継続が、実際に起きています。

食の選択は、価値観の継承です。親が毎週丁寧に選んだ食材が食卓に並ぶ姿を見て育った子どもは、大人になっても食に対して誠実であろうとします。地球人倶楽部の宅配は、野菜を届けながら、食の価値観を次の世代へとつなぐ役割も担っています。

30年続くサービスには、30年分の積み重ねがある

1988年の創業から35年以上が経ったいま、地球人倶楽部を取り巻く食の世界は大きく変わりました。有機農業への関心は高まり、オーガニック食材を扱うサービスは増え、比較メディアには毎月新しいサービスが並びます。

しかし会員様が30年続ける理由は、選択肢が増えたことで揺らぐものではありませんでした。それは、毎週欠かさず届けてくれるという信頼の積み重ねであり、問題があったときに誠実に対応してくれるという経験であり、「カラダに良くて、なおかつおいしいもの」へのこだわりを一度も妥協しなかったという事実です。

長く付き合えるサービスかどうかは、始める前にはわかりません。しかし30年後に振り返ったとき、「ずっとここでよかった」と思える食卓の積み重ねを、地球人倶楽部は届け続けてきました。

「これからも、地球人倶楽部ね」

会員様からいただいた言葉に、こういうものがあります。「30年続けてきたけれど、これからも私たちは地球人倶楽部ね」。これ以上のお薦めの言葉はない、と締めくくられたその一文に、地球人倶楽部という存在の意味が静かに宿っています。

有機野菜の宅配サービスを探しているとき、私たちが本当に探しているのは「信頼できる食の窓口」です。価格の安さでも、利便性の高さでもなく、長い時間をかけて育てられた信頼——それが、地球人倶楽部を30年選び続ける理由の核心にあります。

土が生きた野菜は、土の力をからだに届けます。信頼が積み重なった関係は、食材以上のものを食卓に届けます。地球人倶楽部は、その両方を届けることを、これからも続けていきます。

監修者:地球人倶楽部 編集部

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