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魚を食べることの、現代的な意味。 DHA・EPAと天然魚が、からだに与えるもの

魚を食べることの、現代的な意味。

青魚のDHA・EPAと、天然魚という選択

地球人倶楽部 — 食のコラム

📌 この記事でわかること

・日本人の魚離れが進む中で、あらためて見直したい魚食の価値
・青魚に含まれるDHA・EPAという必須脂肪酸のこと
・サプリメントではなく、食事から魚を摂ることの意味
・「どんな海で育ったか」が魚の質に関わる理由

日本人の魚の消費量は、この20年ほどで大きく減少しているといわれます。肉類の消費が増える一方で、魚を食べる頻度が下がる傾向は、特に若い世代で目立つと報告されています。けれど、現代の栄養学の観点から魚食の価値をあらためて見つめ直すと、魚を食べることの意味が、はっきりと浮かび上がってきます。

DHA・EPAという、体で作れない脂肪酸

さば、いわし、あじ、さんまといった青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、n-3系脂肪酸(オメガ3系脂肪酸)と呼ばれる成分です。これらは体内でほとんど作ることができないため、食事から摂る必要がある脂肪酸として知られています(※1)。

DHAは脳や神経の細胞膜を構成する成分のひとつとして知られ、EPAとともに、その働きについて古くからさまざまな研究が重ねられてきました。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」でも、これらを含むn-3系脂肪酸について1日の摂取目安量が示されており、健康を支える栄養素のひとつと位置づけられています(※1)。青魚は、そのDHA・EPAを日々の食事から摂れる、身近な食材なのです。

サプリメントより、食事から摂る理由

DHAとEPAは、魚油のサプリメントでも摂ることができます。それでも、食事から摂ることには、別の価値があります。魚には、DHA・EPA以外にも、良質なタンパク質、ビタミンD、亜鉛、セレン、ビタミンB12など、多くの栄養素が含まれているからです。

ひとつの成分だけを取り出して補うのではなく、食材まるごとを、食事という自然な形でいただく。そのことで、さまざまな栄養素をバランスよく取り入れることができます。魚を一尾食べることは、実はとても効率のよい、理にかなった栄養の摂り方でもあるのです。

天然魚を選ぶことの、意味

魚に含まれるDHA・EPAの量は、魚の種類や育った環境、養殖方法によって異なるといわれます。天然の海で、多様な生き物を食べて育った魚は、自然な脂肪酸のバランスを持つ傾向があると考えられています。

地球人倶楽部が「汚染の少ない、清らかな海で育った魚を」という基準を大切にしているのは、海の健康が、そのまま魚の質に関わってくると考えているからです。清らかな海が、豊かな魚を育てる。その魚が、私たちのからだを養う。海と食卓は、ひとつの循環でつながっています。魚を選ぶということは、その魚が育った海を選ぶことでもあるのです。

魚離れが進む時代だからこそ、あらためて、一尾の魚が食卓にのぼる意味を見つめ直してみる。それは、私たちのからだと、海の未来の、両方を考えることにつながっていきます。

 

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出典・参考

※1 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(n-3系脂肪酸の摂取目安量に関する記述)
・水産庁「水産物に含まれるDHA・EPA」等の公開情報
本記事のDHA・EPAおよび栄養素に関する記述は、上記の公的資料を参考にしています。

※本記事は、公的機関が公表する情報および一般的な栄養学の知見をもとに、地球人倶楽部編集部が作成したものです。特定の疾病の予防・治療・改善を目的とするものではありません。特定の栄養素の効果を保証するものではなく、健康状態や食事内容について不安のある方、また持病のある方や服薬中の方は、医師・管理栄養士などの専門家にご相談ください。

監修者:地球人倶楽部 編集部 | 1988年創業・37年間オーガニック食材を届けてきた専門チームが監修しています。

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