地球人倶楽部と付き合い始めて約20年。友達の家で出されたサラダのおいしさが、きっかけでした。
自然な土と水で栽培されたトマトやマッシュルームは、それまで食べていたものと味がまったく違っていたのです。
有機農産物や、飼料に薬剤を入れてない魚肉類を、週1回配達してくれる地球人倶楽部のシステムは、都会に住む人間にとって大きなヘルプです。ことに手の足りない働く家庭や高齢家族にとっては、一層。
おいしいものを食べたい、それが安全でなければイヤ、というのは当然のことなのに、いま普通の店で買っていては残念ながらかないません。地球人倶楽部は、創設者の井上日出樹さんが都会の消費者と、良心的な生産者を結ぶために作った意欲的な試み。配達も他社にまかせず、自社の写真なのも安心です。
日本の農村は、高齢化と新規参入者の減少に苦しんでいます。農業者の4割以上が65歳以上だし、学校を出て新規参入した人は96年で日本中でたった2千人。都市の消費者と生産者が結びつくことが、農業の活性化に必要で、地球人倶楽部はその一助になるはず。
犬養智子(評論家・作家)
東京生まれ。学習院大学卒業後、米国へ留学。女性や高齢者の自立と自由の他、環境や農業問題にも熱心に取り組み、「21世紀の食料・環境・ふるさとを考える委員会」委員。著者は「元気でひとり暮し」「楽しんで生きる」他多数。







