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食について考えることの中で、屋久島のタンカンの生産者の鶴田さ
んのことをご紹介いたしました。会員の皆様には鶴田さんを応援しよ
うとたくさんのお買い上げをいただき、ありがうございました。 屋久島の鶴田さんのタンカンは、無農薬無化学肥料で育てられている のはご案内のとおりですが、品物を見ていただいてもお分かりのよう に黒てん病などもなく、表面もきれいです。その前にお届けしていた 沖縄宮古島のタンカンは、減農薬無化学肥料のものでしたが、表面が 黒く汚れていました。それと比べてみても鶴田さんのタンカンが無農 薬であるにもかかわらず、病気にもならずに収穫できたのは、タンカ ンの木が元気で健康であるとの証明です。味も大変良く、美味しかっ たと会員の皆様にもご評価いただきましたが、このように美味しくて 安全なタンカンは、どのようにして栽培されているのかについてお話 を進めてまいりたいと思います。 鶴田さんの農業に対する基本的な考え方は、自分の都合や人間の都 合での農業をしないということです。 タンカンの木をよく観察して、今、タンカンの木が(植物として)ど のような状態にあり、何を望んでいるのか、何を欲しているのか、木 のリズムはいいのか悪いのか…、木と様々な会話をしながら農業をやっ ているのです。有機農業も自分の都合でやっている人は、今年は有機 肥料を畑に何トン投入したというような話になって、そのような生産 者の方も多いのですが、鶴田さんはいっぺんに畑に何トンも有機肥料 を入れるというようなことはせず、木の状態をみながらこまめにこま めに何回にも分けて肥料を与えています。 その分だけ手間もかかり大変ですが、そこがどちらの都合からかの考
え方の違いになります。結果的に鶴田さんの有機肥料は、他の生産者
の半分という少ない量で育てられ、健康で元気な美味しいタンカンが
収穫されているのです。タンカンの木を甘やかさず、面倒を見すぎず、
植物としての本来持つ生命力、病害虫に対する抵抗力をつけさせてい
く。何年も何年ものそのような努力が実を結んでいるといえます。 最初にありきは、有機農業ではなく、植物を生命あるものとして認め、
どのような環境のもとで育ててやることが一番喜ぶことなのかを考え
てあげる。それが本当の有機農業というものなのではないでしょうか。 地球人倶楽部は20周年。その歩みは亀のように遅く、昆虫のよう に小さい倶楽部ではありますが、私たちを支えていただく会員の皆様 のため、少しでも役に立てることを考え、素晴らしい生産者を支援し、 育ててまいりたいと考えています。 |